インスタグラムのハッシュタグランキングを猫が独占

月間3000万人が利用するインスタグラムで、もっとも使われているハッシュタグ(#)をご存じでしょうか。

コスメ?ファッション?グルメ? いいえ、実は「#猫」なんです。

 続く2位は「#ねこすたぐらむ」、3位が「#ねこ部」。上位10位のうち、実に9つが猫関連。インスタ界隈で、「猫」は圧倒的支持を誇る“パワーワード”なのです。(※)

 なぜ、こんなに猫関連のハッシュタグが人気ランキングを独占するのか?

ペットメディア「sippo」の運営責任者で、自他共に認める愛猫家の私、フクハラが解説します。

 猫の愛くるしい画像や映像が巷にあふれ、話題になる最近の現象は「猫ブーム」と言われます。でもよくよく見ると、特に「ブーム」が起きているわけではありません。

確かに昨年、日本では初めて猫の飼育頭数が犬を逆転しました。でも実態は犬が減っただけ。猫の飼育頭数はほとんど増えていないのです。

 ではなぜ「ブーム」と映るのか?

そこにはインターネット上で広がる「コミュニティ」の存在が一役買っています。

 犬は散歩をする必要があり、公園では犬の飼い主たちが集まっている光景を目にしますよね。犬の飼い主は、こうしたリアルなコミュニティを持つことで、「かわいいですね」と言われて承認欲求が満たされたり、「このグッズがおすすめです」「どこどこの病院がいいですよ」といった情報交換ができたりするわけです。

 一方、室内で飼う猫には、そのような交流の場はありません。そのため、インスタという写真主体のSNSが、猫の飼い主同士がつながるコミュニティとして最適だったのです。

 猫インスタの世界には、著名人のように何百万ものフォロワーがいるインフルエンサーはいませんが、1万~10万程度のフォロワーのいる一般飼い主のアカウントが大変多いのが特徴です。犬はこの層が圧倒的に少ない。つまり、猫の飼い主のつながりがインスタの猫アカウント全体を育てていると言っていいと思います。

また、犬と猫とでは、飼い主の趣向に明確な違いがあります。犬は犬種によって大きさや見た目がかなり違うため、飼い主の関心は第一に「自分の犬」、次に「同じ犬種」に集中する傾向があります。

 これに対し、猫の飼い主は「自分の猫」だけでなく、猫全般が好きなのです。「sippo」でもその傾向は明らかで、猫関連の記事のほうが明らかに読まれる傾向にあります。ここにも猫アカウント同士のつながりを強くする要因があります。

ペットの「家族化」の影響もあるでしょう。野良猫として外で飼われていた猫が、完全に室内飼いになり、さらにキャットフードの品質の向上、医療技術の進歩などによって寿命が延び、一緒に暮らす時間が延びています。少子高齢化の中、猫は家族にとって「なくてはならない存在」になってきているのです。

 このように、元々たくさんいて散らばっていた猫の飼い主たちが、インスタを中心につながりを強めているというのが、ここ数年の「猫ブーム」の実像なのです。

 

「sippo」ではこうした状況にいち早く着目し、読者から募った愛猫・愛犬のインスタ写真を毎日紹介する「朝ワンコ夕ニャンコ」、大事なペットの病気予防と検診を促す「ネコも動物病院プロジェクト」、3万人が訪れるチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」では、ハッシュタグを活用して写真投稿を募るなど、サイトづくりに積極的に活用しています。いかにこのコミュニティと連動し、共感を得られるかが、これからの猫の飼い主へのアプローチの鍵となるでしょう。

 ※インスタグラム使い方.com

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