世界レベルで「あなたの問題」なんです、これ

ニューノーマル、Black Lives Matter、海洋プラスチックごみ、SDGs――。

世界は今日も、「自分ごと化」が必要な社会課題にあふれています。

自分ごと化なんて、もはや使い古されたフレーズのようですが、今回の新型コロナウィルス・パンデミックが見事に、「自分ごと化すればヒト、モノ、カネは動く」ことを改めて証明しました。(「それでも動かない人たち」が見える化されたことも事実ですが…)

ところで認知症も、世界レベルの「自分ごと化」が急務である社会課題の一つです。

おっと、このワードを目にした途端に「オレじゃない」「わたし関係ない」と、画面から離れていこうとしていませんか? でも実は認知症ってニューノーマル並みに、誰にとっても他人ごとではすまされないテーマなのです。もう少しだけ、お付き合いください。

統計に誤差はつきものですが、今のところ確かな推計によると、2025年には、国内で認知症と診断される人が700万人を超え、2050年には1千万人を超すと言われています。認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の人とあわせれば、いまの日本をもう「認知症1千万人社会」と呼ぶ人もいます。

医学的には、85歳以上になれば2人に1人は認知症になるそうですし、人生100年時代を生きる私たちは遅かれ早かれ、自分か、自分にとても近い誰かの認知症と向き合うことになるのは間違いなさそうです。こうなると、もしかしたら化石燃料の枯渇やシンギュラリティ(AIによる特異点)に身構えるよりも、認知症に備えて身の回りを見つめ直した方がいいような気がしてきませんか?

なかまぁる」という、認知症に特化したウェブメディアは2018年9月21日、世界アルツハイマーデーに合わせてスタートしました。「私が認知症になっても、あなたが認知症になっても、だいじょうぶ」を合言葉に、認知症を「みんなの自分ごと」にすることを目指してコンテンツ制作やイベント企画運営に取り組んでいます。そして、まもなく開設2年を迎える今、私たちは小さいけれども着実に、その実績を積み重ねていると自負しています。

環境が許せば音声をぜひオンにして、こちらの動画をご覧ください。いつか私自身が認知症になったときに、自分らしい暮らしをできるだけ続けられるように、好きな食べものや続けたいこと、本や音楽や映画についてまとめた1分ちょっとのスライドショーです。素人感たっぷり、稚拙な仕上がりですが、Twitterでは5500回以上再生されました。

動画はコチラから

実はこの動画、私たちが手がける認知症に特化した短編映画のコンテスト「なかまぁるShort Film Contest 2020」への応募促進策として手がけた、いわばサンプル動画です。多くの方にご覧いただいたうえに、さらに!狙い通りといいましょうか、同じように「自分らしさ」を表現した作品をつくってコンテストに応募してくださった方が実際に表れました。

詳しくは9月26日開催の授賞式で発表する予定ですが、2度目の開催となる本コンテストは昨年を上回るエントリー数となり、裾野の広がりを実感しています。いま認知症と向き合っている方やご家族、介護福祉・医療の分野で働く方々だけでなく、なかまぁるをきっかけに認知症に関心を持った方々からの作品応募が増えています。この、小さな「自分ごと化」がやがて、大きな地殻変動につながっていくはず――。その胎動をみなさんと分かち合えるような授賞式にできたらと、今からワクワクしています。

まもなく9月、アルツハイマー月間が始まります。世界アルツハイマーデーにちなんだ特集企画の公開、続いて「なかまぁる Short Film Contest 2020」授賞式と、なかまぁるフル稼働の予定です。そしてさらにその先へ――。なかまぁるの「認知症自分ごと化」プロジェクトは、進化と深化を続けていきます。

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